クレアチニン・eGFRが気になる方へ|第60回健康セミナーを開催しました
こんにちは😊
茨城県坂東市で創業150年、漢方相談スガヌマ薬局の漢方薬剤師・菅沼真一郎です。
2026年10月3日、漢方相談スガヌマ薬局で第60回健康セミナーを開催しました。
今回のテーマは、私たちの健康を支える大切な臓器のひとつ、「腎臓」です。

健康セミナーも今回で第60回となりました。
これまで漢方相談スガヌマ薬局では、漢方薬をお渡しするだけではなく、
病気になる前から健康について知っていただくことを大切に、健康セミナーを続けてきました。
今回、腎臓についてお話しいただいたのは柳田先生です。
ご自身のご家族の経験も交えながら、
「元気なうちから腎臓を守ることの大切さ」について、分かりやすくお話しいただきました。

ホワイトボードを使いながら、腎臓と健康について分かりやすく解説してくださった柳田先生
📋 健康診断で、こんなことを言われていませんか?
✅ クレアチニンが高くなってきた
✅ eGFRが以前より下がってきた
✅ 尿蛋白を指摘された
✅ 血圧が高い
✅ 血糖値やHbA1cが気になる
✅ 足のむくみや夜間尿が気になる
今回は、第60回健康セミナーで学んだ内容をもとに、
腎臓を守るために知っておきたいポイントを、一般の方にも分かりやすくご紹介します。
🫘 腎臓は「尿をつくるだけ」の臓器ではありません
腎臓というと、
「おしっこをつくるところ」
というイメージを持っている方も多いと思います。
もちろん、尿をつくって老廃物を身体の外へ出すことは、腎臓の大切な役割です。
しかし、腎臓の働きはそれだけではありません。
✅ 血液中の老廃物を排出する
✅ 余分な水分や塩分を調節する
✅ 体内の電解質のバランスを整える
✅ 血圧の調節に関わる
✅ 赤血球をつくる働きを助ける
✅ 骨の健康を保つ働きに関わる
つまり腎臓は、単なる「尿をつくる臓器」ではなく、
全身の健康を支えている重要な臓器なのです。
🔍 健康診断では「クレアチニン」と「eGFR」を確認しましょう
今回のセミナーで特に大切だと感じたのが、
クレアチニン(Cr)とeGFR
です。
● クレアチニンとは?
クレアチニンは、筋肉の代謝によって生じる老廃物です。
通常は腎臓でろ過され、尿として身体の外へ排泄されます。
そのため血液中のクレアチニン値は、
腎機能を確認するための重要な指標のひとつです。
● eGFRとは?
eGFRは「推算糸球体ろ過量」といい、クレアチニン値・年齢・性別などから、腎臓がどの程度血液をろ過できているかを推定する指標です。
一般的には、eGFRが低いほど腎臓のろ過能力が低下している可能性があります。
⚠️ ここは大切です
「eGFRが60未満だった=すぐに重い腎臓病」という意味ではありません。
慢性腎臓病(CKD)は、蛋白尿などの腎障害、またはeGFR 60未満などの腎機能低下が
3か月以上続いている状態をいいます。
そのため、一度の検査結果だけを見るのではなく、
「去年、一昨年と比べてどう変化しているか」
を見ることも大切です。
📈 成人の約5人に1人が慢性腎臓病(CKD)
慢性腎臓病(CKD)は、決して珍しい病気ではありません。
日本腎臓学会によると、日本では成人のおよそ5人に1人がCKDと推計されています。
腎臓病で注意したいのは、
初期には自覚症状がほとんどないことです。
「特に痛くないから大丈夫」
「尿が出ているから大丈夫」
とは限りません。
自覚症状がなくても、健康診断の血液検査や尿検査で腎機能の変化が見つかることがあります。
だからこそ、毎年の健康診断でクレアチニン・eGFR・尿蛋白を確認する習慣をつけておきたいですね。
🌙 むくみ・夜間尿・疲れやすさにも目を向けましょう
セミナーでは、腎機能が低下したときにみられることがある身体の変化についてもお話がありました。
☑ 足がむくむ
☑ 夜中に何度もトイレへ行く
☑ 尿の量や状態が以前と変わった
☑ 疲れやすくなった
☑ 貧血を指摘された
☑ 皮膚のかゆみが続く
腎臓では、赤血球をつくるよう身体に働きかける「エリスロポエチン」というホルモンもつくられています。
そのため、腎機能が大きく低下すると貧血がみられることがあります。
ただし、むくみ・夜間頻尿・疲れ・貧血・皮膚のかゆみなどには、腎臓以外にもさまざまな原因があります。
💡 「この症状があるから腎臓病」と自己判断せず、気になる場合は健康診断の結果を確認し、必要に応じて医療機関を受診しましょう。
健康診断の結果を漢方相談スガヌマ薬局へお持ちいただければ、クレアチニンやeGFR、尿蛋白などの数値について、わかりやすくご説明いたします。
🩺 高血圧・血糖値と腎臓には深い関係があります
腎臓を守るうえで、特に気をつけたいのが、高血圧や糖尿病などの生活習慣病です。
血圧が高い状態が長く続くと、腎臓の細い血管へ負担がかかります。
反対に、腎機能が低下することで血圧が上がりやすくなることもあります。
また、糖尿病も慢性腎臓病の重要な原因のひとつです。
血圧・血糖・腎臓を
別々に考えないことが大切です。
漢方相談スガヌマ薬局でも、一つの症状だけを見るのではありません。
食事・睡眠・血圧・血糖・尿・便通・冷え・疲れなども確認しながら、身体全体を見ることを大切にしています🌿
💊 痛み止めなど「薬との付き合い方」も大切です
今回のセミナーでは、薬と腎臓の関係についてもお話がありました。
例えば、ロキソプロフェンなどのNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、腎機能やその時の身体の状態によっては腎臓への負担となる場合があります。
特に、
・高齢の方
・もともと腎機能が低下している方
・水分不足になっている方
・発熱、下痢、嘔吐などがある方
などでは注意が必要です。
⚠️ 一方で、「腎臓が心配だから薬を全部やめる」という自己判断も危険です。
降圧薬などには、病状によって腎臓や心臓を守るために大切な薬もあります。
今飲んでいる薬について心配なことがある場合は、自己判断で中止せず、医師や薬剤師に相談してください。
🌿 漢方では「腎」だけでなく身体全体を見ます
漢方には「腎(じん)」という考え方があります。
ただし、漢方でいう「腎」は、西洋医学の腎臓そのものだけを意味する言葉ではありません。
加齢に伴う身体の変化、排尿、足腰、冷えなども含めた、より広い身体の働きとして考えます。
漢方相談スガヌマ薬局では、
🌿 冷えは強くないか
🌿 夜間尿はあるか
🌿 むくみはあるか
🌿 疲れやすくないか
🌿 睡眠はしっかりとれているか
🌿 胃腸の調子はどうか
🌿 血圧や健康診断の数値はどうか
🌿 現在どのような薬を飲んでいるか
などを確認し、その方の身体の状態に合わせて漢方薬や養生法を一緒に考えています。
漢方薬も、
「腎臓に良い漢方だから、とりあえず飲んでみよう」
という選び方ではなく、体質・症状・年齢・現在服用している薬・検査値などを確認して選ぶことが大切です。
🍀 腎臓は「悪くなってから」ではなく「今から」守る
今回のセミナーを通して、私自身も改めて感じたことがあります。
健康で過ごせる時間を、
できるだけ長くする。
これが何より大切だと思います。
腎臓は、悪くなってから慌てるのではなく、まだ元気なうちから守っていきたい臓器です。
😊 今日からできる腎臓の健康管理
✅ 毎年健康診断を受ける
✅ クレアチニン・eGFR・尿蛋白を確認する
✅ 過去の検査結果と比較する
✅ 血圧を確認する
✅ 血糖値やHbA1cを確認する
✅ 塩分のとり過ぎに気をつける
✅ 適度に身体を動かす
✅ 喫煙している方は禁煙を考える
✅ 市販薬や健康食品を自己判断で漫然と使わない
💬 第60回健康セミナーにご参加いただいたお客様の感想
今回の健康セミナーにご参加いただいた皆様から、
たくさんのご感想をいただきました😊
実際に参加されたお客様の声も、ぜひご覧ください。
📄 健康診断の結果、引き出しにしまったままになっていませんか?
健康診断の結果をもらったとき、
「少し数字が悪いけれど、症状がないから大丈夫かな?」
と、そのままになっていませんか?
漢方相談スガヌマ薬局では、単に漢方薬をおすすめするだけではありません。
健康診断の数値・現在のお薬・食事・睡眠・生活習慣なども確認しながら、身体全体を考えること
を大切にしています。
「クレアチニンが以前より高くなってきた」
「eGFRが毎年少しずつ下がっている」
「尿蛋白を指摘された」
「血圧や血糖値も気になる」
「何に気をつけて生活すればよいか分からない」
このような方は、できれば
健康診断の結果・血液検査の結果・お薬手帳をお持ちください。
必要に応じて医療機関への受診をおすすめしながら、
毎日の生活でできることや、漢方・養生について一緒に考えていきます😊
🌿 腎臓は、症状が出る前から意識することが大切です
健康診断の数値が少し気になった時こそ、
ご自身の身体を見直す良い機会にしていただければと思います。
📞 クレアチニン・eGFRが気になる方はご相談ください
茨城県坂東市の漢方相談スガヌマ薬局では、
健康診断の数値、腎臓・肝臓、血圧、血糖値、慢性的な体調のお悩みなどについてもご相談を承っています。
「健康診断の数字をどう見ればよいのか分からない」
「生活で何を気をつければよいのか知りたい」
「漢方でできることがあるのか相談したい」
という方も、お気軽にご相談ください。
【参考】
・一般社団法人 日本腎臓学会「CKD診療ガイド2024」
・一般社団法人 日本腎臓学会「腎臓病ガイド」
※本記事は、第60回健康セミナーで学んだ内容をもとに、一般の方向けに分かりやすく整理した健康情報です。病気の診断・治療を目的とするものではありません。検査値の異常や気になる症状がある場合には、医療機関を受診してください。
※漢方薬も体質や現在の治療内容によって適否が異なります。自己判断で服用せず、医師・薬剤師などの専門家へご相談ください。
